私がレッスン中やブログなどでお花の作品を紹介するとき、自然的なイメージ、装飾的なイメージと伝える事がよくあります。 フラワーデザインを学んでいる方なら絶対知っているであろうこのワード。 作品造りには欠かせません。 ということで、今回はこの2つのイメージについて説明したいと思います。 私は日本フラワーデザイナー協会で構成学を学んでいるので、NFDフラワーデザイナー資格検定テキストを参考にさせていただきます。
フラワーアレンジメントをする時に大事なことは?
フラワーデザインにおいて作品を作るときは、何をどう表現したいのか、そのデザインのイメージを明確にもつことが重要になります。
そこでおおまかに大切になってくるのが自然的なのか装飾的なのか、という事です。
フラワーデザインが、他のファッションや工業デザインと異なる点は、デザインの対象が植物という自然素材であるということです。 そのため、作品制作にあたり、本来の植生的で景観的なイメージをそっくりそのまま残すのか、人間の手を加えた人工的なイメージを作り上げるのか、自然の要素を作品にどれくらい込めるのかによって表現を広げることが出来ます。
自然的… 自然のままの姿。自然から切り取ったような姿。植生的。景観的。



装飾的… 非植物的。人工的。オブジェ的。抽象的。


作品制作において、この自然的か装飾的か、どちからを選択しなければならないのではありません。「自然!」と決めなくても、どちらの要素に傾けていくかを決めるだけでも構わないのです。 そうすることによって、作品作りのしやすさが格段に変わってきます。
スキルアップレッスンで
先日、スキルアップレッスンでカタツムリがテーマのアレンジメント作りをしました。

これは出来上がりなのですが、 作成途中で1度先生にヘデラベリーの緑が多すぎるって言われたんです。 最初は「なんでー?グリーン多いほうが体のボリューム出るしバランスが良い気がする」って思ってたんですが、直した後に言われた言葉でスッキリ腑に落ちたんです。 それが、「このピンクのラナンだったら装飾的に寄せた方がいい」って言葉だったんですよね。 最初に装飾的って言われていなかったから、植生的に作ってもいいかとは思うのですが、確かにこの色合わせとカタツムリに見立てるようなテーマなら装飾的が合うなぁと納得したんです。 私はカタツムリとバランスの事しか考えてなくて、造形のイメージを考えてなかったなぁって。 自然的・装飾的って、最初に自分でテーマを決めるだけではなく、与えられた花材とテーマから、どちらがより合うのかを考えて作り上げていくことも大切なんだと感じました。 10年以上フラワーデザインを学んでいますが、こうやって新たな気づきがあるのが楽しいし、勉強になるなぁと思いました。
おわり
自然的・装飾的については、話し出すと長くなるような奥深いテーマにはなるのですが、 フラワーアレンジメントをする時は、造形のイメージを考えながら作っていくと、見る人に意図を感じさせる、よりレベルの高い作品になると思いますよ。
よくわからないときは、レッスンで質問してくださいね♪
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